「自宅で殺害し遺体を解体したい」承諾殺人事件で被告人が起訴内容を認める。座間事件の影響か? さいたま地裁
掲示板やSNSを通じた自殺幇助、嘱託殺人は1990年代から続いている。1998年の「ドクターキリコ事件」に始まって、2017年には男女9人を殺害した座間事件へと続いている。そして、座間事件以降も止むことはない。
渋井哲也
2026.03.24
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警察庁によると、2025年の日本の自殺者数は1万9097人(暫定値)で過去最少だった。一方、小中高生では532人(同)で過去最多となっている。そんな中、当初は「自殺」と判断された女性が、実は、殺害されていたことが分かった。つまり、今でも、SNSを通じた自殺幇助、嘱託殺人が続いていることになる。2017年に起きた座間事件以来、「死にたい」人と「殺したい」人との出会いはまだ続いている。
自殺願望者を繰り返し殺害した事件が起きたことがさいたま地裁の公判で分かった。横浜市の女性(当時22)への承諾殺人罪で無職の斎藤純被告(32)が追起訴された事件。神奈川県警は、2015年の発生当時、現場の状況から自殺と判断していた。しかし実際は殺害されていた。
神奈川県警では2025年5月、埼玉県警から「自殺でない可能性がある」と連絡を受けた。遺体の取り扱い記録を調べたほか、関係者から話を聞いたという。渋谷祐司捜査1課長が記者会見で「捜査が不十分だったことが明らかになり、遺族に謝罪した」と述べた。