夜景を撮影していた少女に声をかけ性的行為へ 「同意を取っていた」と証言するが、被害女性は警察に通報 52歳男が16歳少女に対する不同意性交等罪で 東京地裁
東京地裁では傍聴希望者が増えている。著名人が絡んでいる事件の裁判は抽選になるが、特に知られていない、報道もされない事件でも傍聴人の注目を浴びることがある。特に、性犯罪に関連していると、傍聴マニアのみならず、傍聴希望者が増える傾向だ。そんな中、2025年6月に起きた不同意性交等罪の被告人質問があった。16歳の女性に対して、50代の男が行った犯行だった。
起訴状等によると、2025年6月、被告人の男(52)は、スマホで夜景を撮影していた16歳の女性に対し、声をかけ、「この先にもっと綺麗な夜景が見える場所があるよ」などと声をかけ、その夜景スポットにあるベンチで性的な行為を行った。事件の10日後、男は不同意性交等の容疑で逮捕された。

東京地裁(撮影:渋井哲也)
被告人質問によると、犯行当時、男は母親と都内で住んでいた。13歳の時に両親が離婚し、それ以来、父親とは会ってない。姉がいるが、20年以上音信不通だ。学歴は中卒だ。前科7犯で、強制わいせつや強姦、強姦未遂など。最近でも服役しており、25年4月に刑期を終えたばかりだった。
「夜景を撮影する姿に魅了されて声をかけた」
以下は、被告人の証言を中心に事件を振り返る。
事件当日の夜9時すぎ、被告人はサイクリングをしていた。黒色の上着と黒色のジーンズ、マスクをしていた。靴はスニーカーだ。サイクリングを終えようと自宅に向かうために橋を渡っていた。その途中、被害者の女性がいた。
「女性が夜景を撮影していました。自分でも夜景を撮ることがあるので気になって、撮影する様子を見ていた。撮影する姿に魅了をされた。どんな心境で撮影しているのかと思っていた。しばらくして声をかけました」
被告人はどう声をかけたのか。
男「かわいいですね。いくつですか?」
夜景の撮影をしているのが気になるのなら、「どんな夜景を撮影しているのですか?」とか「よく夜景を撮影するのですか?」とか、「この夜景スポットが好きなのですか?」と聞くのかと思っていたが、いきなり、見た目から会話に入っていった。このあたりから傍聴している筆者としては違和感があった。