【16歳未満のSNS制限問題】「論点はSNSそのものではなく、若者のウェルビーイングを支える情報環境をどう設計するのか」 社会情報学者・齋藤長行・仙台大学教授
SNSの利用について年齢制限を設けるべきか。いま、日本の国会でもホットな話題になっている。
渋井哲也
2026.05.20
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オーストラリアでは25年12月から、「16歳未満はSNS利用を禁止」という法律が施行された。この「SNSの年齢制限」問題は各国でも議論されている。日本でも、自民党内や超党派の議員連盟で議論が行われ、熱を帯びている。そうした中、5月18日、衆議院第一議員会館で「SNSの青少年利用規制について考える」という院内集会が開かれた。
この集会では、齋藤長行・仙台大学教授(社会情報学)が、子どもが安全に参加できるデジタル環境をいかにつくるのかという立場から話した。また、ITやサイバー関連に詳しい上沼紫野弁護士は、青少年インターネット環境整備法以来の取り組みについて述べた。今回は、齋藤教授の講演の要点をまとめた。

衆議院第一議員会館(撮影:渋井哲也)
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- 2012年当時の主な課題は違法・有害情報への対処
- 必要なのは禁止ではなく、安全に参加できる環境
- 「16歳未満のSNS利用禁止」は分かりやすいが…
- アルゴリズムに導かれることのリスク
- SNSが幸せをもたらすのか?
- SNSのタイプによっても幸福度が違う?
- 必要なのは、子ども向けのSNSのリスク把握
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