海外闇バイト・ルフィ関連事件(2)フィリピンで「かけ子」をした長野県の女 被告人質問
闇バイトの象徴でもある、ルフィ事件。フィリピンで関わったのは長野県の女であり、拠点でかけ子をしていた。前回の、被告人質問の続きである。
渋井哲也
2025.02.12
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「ルフィ」「キム」などと名乗る指示役らによる特殊詐欺グループにフィリピンでかけ子として関わり、窃盗と詐欺の罪に問われている寺島春奈被告(29)の被告人質問が、24年12月24日、東京地裁(鈴木悠裁判長)で開かれた。初公判では罪状認否で無言だったが、今回は、傍聴メモをもとに、フィリピンへ行く経緯を報告する。
寺島被告は日本にいる間に、「ササモリ」にパスポートなどの個人情報を伝えていた。そのため、フィリピンに行き、仕事をすると聞かされても逃げるわけには行かなかった。
かけ子のマニュアルがあった。被告の女は警察官役
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- 入管の人が入ってきて、パスポートを持って行かれた
- 被告がいたのは「SP箱」のシークレットチーム
- かけ子のアジトとわかっていたのか?
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