トー横・児童ポルノ製造事件。被告人は「撮影していない」と無罪主張。検察側証人は、被告人のスマホから撮影したものと証言。
トー横に集まる子どもたちや若者たちを支援する団体があった。その代表が児童ポルノを製造したかどうかが東京地裁で争われている。
渋井哲也
2025.09.12
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東京・新宿区歌舞伎町のシネシティ広場、いわゆる「トー横」周辺に集まっていた子どもや若者を支援していた団体の元代表、牧野正幸被告が、知り合った少女(当時17)と交際中、児童ポルノを製造したとする事件の初公判が5月9日、東京地裁(横倉雄一郎裁判官)で開かれた。

東京地方裁判所(撮影:渋井哲也)
牧野被告は罪状認否で、逮捕状の請求自体が違法であるなど捜査の任意性がないことと、児童ポルノを撮影していないなどとして無罪を主張した。また、9月8日には、児童ポルノ写真を鑑定した検察事務官が証言台に立ち、牧野被告が管理していたスマートフォンから撮影されたものだと断言した。