トー横キッズだった少年の今〜歌舞伎町にほとんど顔を見せないというが、何をしているのか?
フリーライターの渋井哲也のtheletter。配信の第一回目です。
新宿・歌舞伎町には毎日、子どもや若者が集まっている。その一角である「シネシティ広場」は、「トー横」と呼ばれており、集まった子どもたちは「トー横キッズ」と言われている。居場所なき人たちの憧れの場所にもなっているが、犯罪やトラブルに巻き込まれることもある。そんなトー横から“卒業した”とも言える男性に話を聞いた。
新宿・歌舞伎町には毎日、子どもや若者が集まっている。その一角である「シネシティ広場」は、「トー横」と呼ばれており、集まった子どもたちは「トー横キッズ」と言われている。居場所なき人たちの憧れの場所にもなっているが、犯罪やトラブルに巻き込まれることもある。そんなトー横から“卒業した”とも言える男性に話を聞いた。
渋井哲也
2024.06.25
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東洋一の歓楽街と呼ばれている新宿・歌舞伎町。その中に「シネシティ広場」(広場)があり、最近、「トー横」と呼ばれている。「TOHOシネマズ新宿」の横、の意味だ。もともとは、「TOHOシネマズ新宿」東側の路地で、「I ♡ 歌舞伎町」の電光板が見える周辺を指していたが、西側にある「広場」周辺も指すようになっている。現在は、トー横に集まる子どもたちの補導や、淫行などの事件が多く、子どもたちが集まらないように、新宿区などが「広場」の大部分を規制している。そのため、広場よりやや「TOHOシネマズ新宿」側で、セブンインレブン前が、トー横キッズたちの溜まり場のひとつになっている。

規制される前のシネシティ広場(撮影 渋井哲也、23年10月)
トー横キッズだった男の今「このままじゃダメ」