「行政は法に反する私立学校を野放しにするな」私学に通う児童生徒に対する人権侵害の疑いのある事案の保護者らが訴える NPOの会見に同席してアピール

 私学の自由、私学の独自性ーー。私学は建学の精神があり、公立学校とは違う学校運営や生徒指導のあり方が違っている。たしかにそれ自体は自由度があってもよいだろう。もちろん、学校内で人権侵害、またはその疑いがある事案が発生した場合の対応は、個人の尊厳を守る前提でなければならない。しかし、現実にはその監督機能が発揮されていない。
渋井哲也 2025.06.13
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 School Liberty Networkの「私学見える化プロジェクト」の記者会見が6月9日、文科省内で開かれた。相談機関の設置など要望をした。その際に同席した私学の当事者家族・遺族が経験をもとに意見表明をした。また、遺族のメッセージが代読された。

School Liberty Networkの記者会見(文科省内部、撮影:渋井哲也)

School Liberty Networkの記者会見(文科省内部、撮影:渋井哲也)

 以下はその趣旨だ。

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