【参院選2025】こども政策に熱心な議員たちの当落は?選挙結果を振り返る。

 参院選は与党の自民・公明が過半数割れ。野党第一党の立憲は現状維持。一方で国民と参政は大きく議席図鵜を伸ばした。政局はまだ安定しないと言えるでしょう。そんな中、こども政策を掲げていた候補者たちの結果はどうだったのでしょうか。
渋井哲也 2025.07.22
サポートメンバー限定

 2025年7月の参議院選挙が終わりました。その結果は。与党の自民・公明が過半数割れ。国民民主、参政の躍進という結果になりました。また立憲は現状維持。社民は1議席を確保。共産は惨敗という結果になったことは報じられている通りです。中でも私が注目していた候補者たちについて見てみることにします。

生徒指導提要の改訂に尽力した山田太郎議員

 こども政策、中でも、「子どもの自殺と不適切指導」に関する院内集会(2013年6月16日、2025年5月21日)に参加した議員の動向に注目しました。教員による不適切指導をきっかけに自殺した生徒の遺族らでつくる「安全な生徒指導を考える会」が主催したものです。

衆議院第一議員会館で行われた「子どもの自殺と不適切指導を考える」院内集会(2025年5月21日、撮影:渋井哲也)

衆議院第一議員会館で行われた「子どもの自殺と不適切指導を考える」院内集会(2025年5月21日、撮影:渋井哲也)

 院内集会をするきっかけになったのは、生徒指導提要改訂版に「不適切な指導」について書かれたことです。この立役者といってもいいのが、自民党の山田太郎議員でした。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、2837文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
【参院選2025】「日本人ファースト」は希望か 参院選で自公は過半数割...
サポートメンバー限定
地下アイドルの実態を告発。給料未払い、パワハラ、精神的負担。過食嘔吐で...
読者限定
教員の性暴力が相次ぐ。こども性暴力防止は来年12月に施行
サポートメンバー限定
「自殺願望者であれば好都合」さいたま市で自殺願望のある女性の殺害が発覚...
サポートメンバー限定
コロナ持続化給付金訴訟 風俗店「支給対象外」は合憲との判決 裁判長は反...
サポートメンバー限定
「行政は法に反する私立学校を野放しにするな」私学に通う児童生徒に対する...
読者限定
私学の独自性がゆえに起きる、児童生徒の権利侵害の疑い事案にどう対応する...
読者限定
秋葉原事件の元死刑囚・加藤の友人が17年目の現場に立って感じた思いと相...