「親を殺して、自分も死んでやろう」人生を振り返り、不遇になったのはすべて親のせいと感じる 8月にネット心中をした少年③
インターネットの自殺系サイトで、心中相手を探していた義紀(仮名、18)だ。親への反抗心があり、トラブルを繰り返した。高校時代には、窃盗を繰り返し。自動車整備工場に盗みに入ったとき、逮捕されて、少年院に入る。親に対する考えを改めるものの、「ネット心中」の報道を知り、自殺願望が再燃する。なぜ、そこまでの想いに至ったのか。彼を偲ぶために、当時の取材を振り返る。
渋井哲也
2024.08.05
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宗教仲間とのトラブルをきっかけに暴走
<サカキバラセイト参上!>
高校入学の直前の夏休み、義紀はとうとう反抗的な行動に出た。宗教活動内でのトラブル、そしてその親の態度が中途半端だったことから復讐を思い付いた。宗教の施設内に落書きをしたのだ。