マッチングアプリでの「独身偽装」の被害で妊娠・出産 被害女性が語る深刻なトラウマ 自殺をした人も 法整備への訴える署名活動を続ける
マッチングアプリでは、既婚者が独身者を装う「独身偽装」の被害が起きている。被害者の一人は、独身偽装は「性加害」であり、法整備を求める署名活動をしている。
渋井哲也
2026.01.16
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マッチングアプリの普及で増えているのが「独身偽装」の被害だ。既婚者が独身を装って交際し、肉体関係を持つ行為は、被害者の貞操権や性的自己決定権を侵害するという深刻な問題だ。東京都内在住のフリーデザイナー、中村あおさん(仮名、30代)は、マッチングアプリ大手で出会った男性が既婚者だったことが、妊娠中期に発覚した。いわゆる「独身偽装」だった。出産して、未婚の母となった中村さんは、規制を求める署名活動を続けている。
中村さんは、11年間、同じ人と付き合っていたが、別れることになった。2018年頃から婚活アプリを使い始めた。婚活アプリでは「いますぐ結婚したい」と考えている男性との出会いが多かった。しかし、「いい出会いがなかったこともあり、いますぐ結婚したいわけではない」とも思った。そのため、「まだ婚活は早いかな」と感じた。
独身偽装被害の取材を受ける中村あおさん(仮名)=撮影:渋井哲也